25日はゲート前で開かれた二つの集会に参加した。キャンプ・シュワーブのゲート前では連日、沖縄人女性の殺害に腸が煮えくり返る思いで、米軍車両に対する抗議が続けられている。米兵に対する怒りを押さえきれなかったのか拘束された人も出たが、日本以外の地域なら暴動が起こってもおかしくないほどの酷い事件だ。腐りアメリカーたっくるせー、という気持ちになるのは当たり前だ。
鉄筋の廃棄物を積んだトラックが頻繁に出入りしている。辺野古岬一帯の解体工事で出た鉄筋だと思われる。午後は嘉手納基地のゲート前で県民集会が開かれるので、それに備えて早めにゲート前からテントに移った。
午後2時から嘉手納基地のゲート前で開かれた集会にも参加した。稲嶺進名護市長や琉球シールズの玉城愛さんのあと、オール沖縄の構成を配慮した政党代表のあいさつが続いた。怒りや悲しみという言葉が何度も発せられたが、今まで開かれたゲート前集会と何が違ったのだろうか。
集会の報告を聞いて、安倍首相はほっとしただろうな、というのが率直な感想だ。沖縄の怒りとはこの程度のものなのだろうか。集会後、自発的に始まった米軍車両への抗議を連合沖縄や島ぐるみ会議の幹部らが抑えにかかっていた。自己規制の得意な国民には権力の弾圧もいらない。
オバマという名の黒い悪魔は、沖縄にも広島にも謝罪する気はない。米国とはそういう国だ。トランプだのクリントンだのという白い悪魔に変わっても、自らの利益した求めはしない。悪魔の発する臭気は耐えがたい。吐き気がする。
沖縄の怒りを口にするなら、沖縄人は相応の行動をしなければならない。