4日はまず海上行動の朝のミーティングに参加し、不当逮捕されていた間に支援してくれたカヌーと船のメンバーにお礼のあいさつをした。土曜日の海上行動をやめて中城海上保安部に集まってくれ、朝から夜まで激励してくれたことに感謝し、これからもカヌーを漕いで抗議行動を続けていく決意を話した。反省すべき点を明確にし、気持ちと姿勢を引き締め直して、今回の件をプラスに転じていかなければ、と思う。
今日はカヌー7艇で松田ぬ浜を出発し、長崎の岩場付近で軍警備員に抗議をするということだったが、私の方はゲート前の皆さんにお礼を言うことを優先させてもらった。前日の午前中は行けなかったので、改めてゲート前に行って、激励と支援をいただいたことに感謝し、逮捕時の状況や米軍基地内に8時間近く拘束されたことの異常さについて話した。
一部のメディアでは、私が上陸した云々と報じられているが、まったくの誤報であることも話した。このブログでは日々の活動を記しているが、海上作業が中断して以降のここ最近の海上行動は、スパッド台船やクレーン付き台船の様子を見、陸上部での作業がないかを確認するのが中心だ。長崎の岩場付近はスパッド台船に向かう通過点に過ぎず、浜に上陸する理由などない。
軍警備員が二人がかりで暴力的に私を海から岩場に引きずり上げ、力づくで浜に移動させたのだが、それを隠してあたかも私の方から陸に上がったかのようなデマを、米軍や警察、海保側が流しているようだ。事実関係をきちんと取材もせず、国家権力側の情報を垂れ流しているメディアには情けなさと怒りを覚える。そのこともゲート前で話した。
この日は地方議員や労組関係者など全国から多くの人が集まり、ブルーシートが張られたテントに入りきらない時もあった。午前中は10時ごろから雨が降り出したが、雨の中あいさつが続いた。
工事が中断して以降、3人の逮捕者が出たことに対し、軍警備員を使った米軍の弾圧強化、新基地建設を強行させようという圧力を感じるとし、米軍に対する抗議を強めよう。4月6日(水)の午後3時に在沖米軍司令部があるキャンプ・フォスターのゲート前に集まろう、という提起があった。
辺野古弾薬庫近くのゲートから見たクレーン付き台船3隻は雨に煙っていた。長崎の岩場付近で抗議していたカヌーメンバーも雨のため途中で引き返したとのこと。
いまだ大浦湾に居座り続けるスパッド台船やクレーン付き台船を1日も早く撤去させ、一時的な工事の中断ではなく、新基地建設の断念にまで日米両政府を追い込むため頑張りましょう。