3月に入った。季節は春だが、今日はまだ海は寒かった。朝、カヌー12艇で松田ぬ浜を出発。長崎の岩場を抜けて長島の間を通り、大浦湾に出た。
午前、午後と大浦湾の長島近くで、海底ボーリング調査に抗議行動を行った。
緑のクレーン付き台船(第八十八福丸)の台座には作業員数人が乗っていて、ガイドパイプに掘削棒を入れてボーリング調査を行っているのが確認できた。時折機械音も聞こえていて、この日は波も穏やかだったので、作業が順調に進められているようだった。
この日は午前中2回連続してフロート内に入り、緑のクレーン付き台船に向かって抗議行動を行った。向かい風で台船まで距離もあり、海上保安庁がゴムーボートで拘束するので到達するのは容易ではない。だが、それで諦めるわけにはいかない。
辺野古新基地建設を決して認めないし許さない。その意思を具体的な行動で示し続けなければ、日米両政府は、沖縄県民は基地を受け入れた、と手前勝手に宣伝し、建設強行に拍車がかかるのは目に見えている。
ゲート前では沖縄県警と警視庁機動隊により、海よりもひどい暴力的弾圧が連日行われている。ゲート前で頑張っている皆さんのケガや青あざを見るたびに、海でも頑張らねばと思う。誰も好き好んでこういう行動をやる人はいないだろう。しかし、やんばる・沖縄にこれ以上の軍事基地を造らせるわけにはいかない。後の世代に負の遺産を残したくないのだ。