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Channel: 海鳴りの島から
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辺野古新基地建設の大幅な遅れを米軍高官が認める。

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 24日は1日中曇り空が続き、沖縄も肌寒かった。天候不良のため海上行動は中止となったので、第3ゲートや山の方から大浦湾の状況を見た。午前9時前から10時前にかけて、米軍のビーチ付近から弾薬庫下に向けてタグボートが2隻移動しているのが見えた。

 第3ゲートから見ると一番手前にあるブロックを積んだクレーン付き台船は、元の位置のままで目立った動きはない。一番沖に停泊している青いクレーン付き台船は、前日移動した位置にとどまっている。海底ボーリング調査を行ってきた緑のクレーン付き台船は、前日より海保の浮桟橋側に移動していた。

 瀬嵩の山の方から見ると、警戒船が大浦湾に見えるだけでも17隻出ていた。夕方再度確認したが、台船は3隻とも移動しておらず、この日は海底ボーリング調査の再開はなかった。

 共同通信が、辺野古の新基地建設の遅れを米軍高官が認める発言をしていたことを報じている。

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=155303

 〈2年少し〉という表現だが、大幅な遅れだ。いまだ海底ボーリング調査すら終えることができず、埋め立てを開始することもできていない。辺野古新基地建設の困難さを米軍も認識せざるを得なくなっている。ゲート前の阻止行動がさらに激しくなり、嘉手納基地やほかの基地にまで波及していけば、米軍は単なる〈遅れ〉ということではすまされない深刻なことになる。

 すでに過重な基地負担を抱えている沖縄の中で、基地をたらいまわしして問題が解決するはずがない。辺野古が唯一委の解決策、と言っている限り、日米両政府はますます窮地に陥っていく。辺野古か固定化か、という二者択一を沖縄県民が受け入れたり、我慢することはない。

 自生しているケラマツツジは少なくなった。山の緑に赤い花が映える。

 午後は知人を案内して名護市の博物館を見学したが、ジュゴンの骨格標本や名護とクジラ漁の歴史など興味深い展示がある。辺野古を訪れる人たちにも足を運んでほしい。

 


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