2日(土)は瀬嵩の浜からカヌー30艇が出発した。この日は隣の浜で、オイルフェンスのアンカーとして使用されるコンクリートブロックが大浦湾に投下されようとしていることに反対する集会が開かれた。
もともとは宜野湾市長選挙直後の1月24日に予定されていたが、天候不順のため延期となっていた。カヌーも大勢が参加するように呼びかけ、今年に入って一番多くのカヌーが出艇した。
瀬嵩の浜に近いフロートの前に集合し、プラカードを掲げて抗議たあと、平和丸1号のシュプレヒコールに唱和してから浜に上がり集会に参加した。
作業車両阻止の活動でとても忙しいなか、ゲート前から多くの方を参加し、海上行動のメンバーを応援してくれた。抗議船も海から参加した。カヌーチームから現在の大浦湾の作業状況が説明され、ヘリ基地反対協からのメッセージが読み上げられた。カヌーチームメンバーから発言が続いたあと、ゲート前から応援の三三七拍子が送られた。
浜からは大浦湾を分断するフロートの向こうに、海底ボーリング調査を行ったり、コンクリートブロックを積んでいる3隻のクレーン付き台船がよく見える。ゲート前にいると海の状況がなかなか伝わりにくいが、こうやって目の前に見ると、ブロック投下の準備がなされていることを実感できたと思う。ゲート前も厳しい状況の中、浜まで足を運んでくれた皆さんに感謝したい。
集会終了後、カヌーメンバーの多くは瀬嵩側のフロート付近に残って抗議と監視を続けた。8艇は弾薬庫下に移動して浜やコンクリートブロックを積んだ台船の様子を見た。米軍のビーチでクレーン車とバックホー1台が動き、オイルフェンスを引き上げて浜の奥に移動していたが、それ以外に大きな動きはなかった。
この日は次第に風と波が強まってきたので、午前中で活動を終えて瀬嵩の浜に引き上げた。来週以降もコンクリートブロックの投下と、長島近くで継続されている海底ボーリング調査に対する監視と抗議行動が続く。寒さに負けず頑張りましょう。