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Channel: 海鳴りの島から
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海底ボーリング調査の再開とAさんの解放

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 4日は朝、カヌー9艇で瀬嵩の浜を出発した。辺野古弾薬庫下のフロート付近まで漕ぎ、抗議船3隻と合流して、コンクリートブロックを積んだ台船の動きを中心に監視活動にあたった。作業和船が何度か台船に接舷し、台船の上でも作業が行われていたが、コンクリートブロックの投下や台船の移動などはなかった。

 長島周辺の様子を見に行った抗議船から、緑のクレーン付き台船(第八十八福丸)の台座にガイドパイプが据えられてボーリング調査が行われている、との連絡があった。ガイドパイプは前日には確認されていたとのこと。一昨日までガイドパイプは撤去されていて、長期間に及ぶ調査が終了したかと思ったのだが、まだだったようだ。

 調査が長引くのは望ましいことだが、それにして、もこれまで多少の波では海上に残していたガイドパイプを、どうして船上に上げたのか。不具合があって点検していたのか。ボーリング調査だけでなく、ブロックの投下や浜の仮設道路の建設など、こちらの予想以上に作業が滞っている。最近は、ゲートから入る車両も数が少なくなっている。

 作業和船は3~4隻が活発に動き回っていた。ケーソンが設置されて海上作業ヤードが作られる場所付近では、潜水作業のほかに機材を投下して引き上げ何か調べてようだった。フロートの点検や資材の移動なども行っていたが、ブロック投下やフロート増設などはないようだったので、午後3時半ごろに監視活動を切り上げて瀬嵩の浜に戻った。

 カヌーの片づけや反省ミーティングをやって、午後5時半頃名護署前に行った。キャンプ・シュワーブのゲート前で逮捕されたAさんが解放されるのをゲート前の仲間たちが待っていて、姿を見せた時には歓声が上がり、抱き合って喜んでいた。

 どんな厳しく、苦しい状況でも、支えてくれる仲間がいるから、たたかいを続けられる。ゲート前では連日、沖縄県警と警視庁機動隊による暴力むき出しの弾圧が行われている。男性に対しては殴り掛かり、女性に対しては胸を触ったり、わいせつ行為を働いて嫌がらせをする機動隊員がいる。

 挑発をして公務執行妨害や傷害をでっちあげ、逮捕者を出して社会運動から市民を遠ざけようするのは、警察権力の常とう手段だ。それに屈しないでゲート前には、連日多くの人が集まっている。それが可能となっているのは、献身的に陰で支えているゲート前スタッフの皆さんがいるからだ。その労苦と仲間を想う気持ちをぜひ知ってほしいと思う。

 


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